エンジニアが筋トレにアモーレしてしまった、5つの理由
筋肉 Advent Calendar 2016
こんにちは、 @ma3tk です。
この記事は、筋肉 Advent Calendar 2016 - Qiita 5日目の記事です。
この Advent Calendar を通じて、エンジニア界隈にもガチ勢がたくさんいらっしゃることがわかって感動してます。仲間いるんだなー。
みなさん、筋トレの進捗はいかがですか?
僕はバーベルスクワットでやっと 100kg * 6-8reps * 3sets いけるようになってきて、いい感じに大腿筋が大きくなってきてるのを感じています。
筋肉って結構スケーラブルだなぁって思います。無限にでかくできるし小さくできるし。
筋肉は裏切らない。
簡単な自己紹介
まずは簡単に僕の最近の筋トレについて。
ホームジムはティップクロス渋谷で大体朝います。
ゴールドジムは月1回ビジターで行くか行かないか程度のガチ度です。
今年中に、バーベルスクワット 100kg、デッドリフト 110kg、ベンチプレス 80kg (それぞれ 8reps * 3sets) を目標にしています。
それぞれ現在 バーベルスクワット 100kg、デッドリフト 100kg、ベンチプレス 65kg です。ベンプレはフォーム直したら 7.25kg ほど落ちました。フォームは大事。
Scala や Golang などの静的型付き言語を触ってる方と同じくらい筋トレのフォーム(型)は重要です。
きっかけ・筋トレ歴
学生時代、筋トレはたしなむ程度でした。
2011年某日、タクシーに相席した友人から「おまえムチムチしてんなー!」と言われ、翌週ジム即契約。
そこから現在まで場所は変わっても1ヶ月以上ジムを辞めてないまま5年続けてます。
ジムに行くは行ってるけど、サボる事も多々あるのでまだまだ初級者と中級者の間にいます。
ちなみにラウンドロビン方式で毎日部位ごとに分けて筋トレすることで負荷分散しながらやっております。
エンジニアが筋トレにアモーレしてしまった5つの理由
エンジニアのアルバイトも含め5年ほどエンジニアとして働きながら同時に筋トレをしてきましたが、いつのまにか当初の目的である「痩せる」という事よりも「筋トレする」という事が目的になってしまいました。
筋トレにアモーレしていたんですね。
いわゆる、筋肉バカです。 Muscle Oriented。
5年筋トレエンジニアを続けてよかったことがたくさんあるのですが、その中でも、
- 筋トレ駆動人生による仕事効率化
- エンジニアリングに対して自信が持てる
- チームメンバーの健康意識を改善できる
- 問題に対するソリューションを思いつける環境が持てる
- エンジニアリングよりも物理的に難しい世界があることを感じられる
この5つを順に紹介していきます。
1. 筋トレ駆動人生による仕事効率化
Muscle Oriented Life.
まず、筋トレを始めると、「2日に一回ジムに行こう」から「成果出すために毎日ジムに行きたい!」といった要望に自然となってきます。ええ、なってきます。なってくるはずです。
一日の中で、筋トレする時間を十分に取りたいので、最低1時間の滞在で、実際にはストレッチやウォームアップ含めて2時間半程度確保したくなります。
ジムの始まる時間や終わる時間を考えると、早朝か夜に行くことになると思います。
結論から言えば、どの時間帯に行くにせよ、筋トレ駆動で人生が動いていきます。
早朝ジムに行くパターン
前提として、健康な体には睡眠は必須です。
朝行くことを考えると、夜寝る時間が早くなります。
すると、さっさと家に帰る時間も早くなり、無駄に残業できなくなります。
仕事の効率化が勝手に出来てしまいます。
夜ジムに行くパターン
ジムが終わる時間が決まっている場合で夜行くパターンだと、逆算して「何時に行かないと2時間確保できないな」となるのでこれまた残業できなくなります。
仕事の効率化が勝手に出来てしまいます。
ただ、夜はどこのジムでも混むので個人的には早朝がおすすめです。
実はジム通いによる仕事の効率化って
前日の カノジョできてるエンジニア Advent Calendar 2016 - Qiita で K-BOY さんも同じような内容で投稿されてます。
合わせてどうぞ!
2. 精神が鍛えられ、エンジニアリングに対しても何故か自信が持てるようになる
筋トレすると、
が実感できるらしく。
昔は「『ボディビルダーとか気持ち悪い!』って言われても続けるのアホなんじゃないの?」って思ってましたが、今となっては毎日筋トレしてると彼らの気持ちがわかる。「そうなっちまうわなー、しゃあない」って感じです。
クソコードとディスられても、せっかくリリースしたのにバグを発見しても「やっちまったのはしゃあねえ、反省して直してさっさと次いくか!」ってすぐに切り替えられるところが筋トレのいいところ。
また、誰かが怒ってるのを見てると、「筋トレ足んねーんじゃねーか?それともおすすめのプロテインとサプリ試しに飲む?」って言いたくなりますし、どれだけ大規模な障害を起こしても冷静でいられます。
エンジニア全員におすすめしたい技術、それが筋トレではあるのですが、特に、大規模サービスを提供しているエンジニアや、長期間同じプロジェクトで開発を続けてるエンジニアほどストレスは多くなると思いますし、是非筋トレはしてもらいたいです。いやもう、全員一緒にやろうよ!!
3. チームメンバーの健康意識を改善できる
これは副産物なんですが、自己紹介で、
「ジム行ってます、食事制限してます」
ってなると、チームメンバーも気を使ってくれ、最終的にチームメンバーも積極的にお菓子を食べなくなったりします。
僕のチームだけでなく、前職で糖質制限されていた別のチームでも同じ現象が起こってました。
特に、スクラムや朝会などがある場合は、体重の変化をホワイトボードや Slack に書いたりしていくとさらに健康への意識付けできて良いと思ってます。
そしていつの間にかアドバイザーに近い存在になり、
- 風邪引いた時の栄養学を提供
- 良いジムの選択とプラン相談を受ける
- デスクワークによる肩こり解消方法の提供
- プロテインやサプリメントの紹介が多くなる
- 「●●さん、今週ジム行ってますか?」が挨拶代わりになる
という感じになります。
チームメンバーにもいい影響を与えますし、エンジニアリング以外のコミュニケーションが取りやすくなりますのでおすすめです。
どうでもいいですが、他にもメンバーとコミュニケーション取る時に「〜します。」が「〜しマッスル。」と語尾が変わってきたり しマッスル。
4. 悩んでいた問題に対し、いきなりソリューションを思いつける環境が持てる
複雑な処理やアルゴリズムに対し、プロトタイプでコード書いてみたものの「イマイチ」と思うシーンがたまにあったりしませんか?
よく「風呂に入ってる時やトイレに入っている時に思いついた」という話は聞きますが、筋トレしているとそのタイミングが多数訪れます。
10reps バーベルを上げた後のインターバルや、筋トレ後のストレッチ中に「あれ?もしかしてこれでいけるんじゃ!?」と斬新なアイディアが生まれてきます。
もちろん、風呂でもトイレでもそういうのあります。
個人的な経験では筋トレ前後のリラックスがそのタイミングになっていたりしていくつかクリエイティブなアイディアが出てきています。
問題を考えない時間を作る事もすごい大切だなーと感じています。
通常よりも筋トレによりタイミングが増えることで得られてるなーと。
5. エンジニアリングよりも物理的に難しい世界があることを感じられる
筋トレと比べ、プログラミングは僕は結構イージーだとも思います。
何故なら大抵の場合正しく書けば正しく動くからです。
しかしながら、思った通りに書いても思った通りには動いてくれないところが難しさでもあると思います。
逆に筋トレは正しくやろうと思っても、一発で正しく出来ない側面があります。
当たり前ですが、実行するのが機械ではなく自分だからです。
逆に言えば、正しさを自分が担保できるということは、ステークホルダーが自分のみになります。そのため、プログラミングよりもコントローラブルな実行環境であるともいえます。
プログラミングではサーバに負荷がかかりますが、筋トレでは自分に負荷がかかります。
ダンベルの重さの選択による負荷のマニュアルスケーリング、筋肉の収縮と伸展による正しい実行精度、適切な栄養摂取による筋肉インフラの増強……
筋トレには、サーバとちょっと違った熱いパラメータチューニング、健康と栄養の常時運用と保守が待っています。
まとめ
Webの世界だとプログラムのライフサイクルは比較的短めですが、筋トレは人生通して付き合えマッスル。
電源もPCも要りません。極論筋トレ自体にはバーベルもダンベルも要りません、もちろん自重トレーニングでもOK。
さぁ、まだ筋トレをしていない&&最近やってないエンジニアのみなさん、筋トレという新たな実行環境を開拓してみませんか!?
...
明日は @ken5cal さんによる 「まだ上半身で消耗してるの? タバタトレーニングのすゝめ」 です。
ちなみに
アモーレは名詞です。